適応障害とうつ病の関連

適応障害とうつ病その違いと関連性とは

現代社会において、抑うつ状態に陥る人は多く見られます。私たちの周りにもかなりの数の人がそう言った原因で休職したり、場合によっては職を離れることがみられます。この場合、周りの環境からくるストレスに原因が見られることが多く、その場合、適応障害あるいはうつ病と診断されます。

周囲にいる我々は、医師の診断による病名を聞くと、すぐに納得してしまうことが多いものです。しかし、この適応障害やうつ病とはどういった症状に対して、診断されるのかそれについて考えてみましょう。

そもそもうつ病とは、一定の症状に対して診断される病名です。精神医学以外の医学の分野では、その原因によって病名が決まるのが普通です。腹痛を起こした場合それが胃潰瘍とされるのか、がんと診断されるかはその原因となる病変から決まるものです。

これに対して、精神医学の場合には、病名は原因に対してでなくその症状に対してつかられることがあります。うつ病などがその例といえます。

うつ病の場合その原因について考えられているものが、ほとんど仮説の段階です。つまりいまだにはっきりとした原因が解明されていないと言えるでしょう。

その症状としては「抑うつ的気分」「興味や喜びが失われる」ような状態です。しかし、このような症状にあっても、必ずしもうつ病と診断されるわけではありません。そのほかにも、双極性障害、適応障害その他と診断される場合があります。

双極性障害の場合はうつの状態と軽躁の状態が繰り返して起り、うつ病とは別に分類されます。それでは適応障害の場合うつ病とはどこが違うのでしょうか。

職場や家庭などの周囲の環境からくるストレスが原因で抑うつ状態になったとします。この場合、ある種のうつ病か、適応障害が考えられます。それでは、うつ病と適応障害ではどのような違いがあるのでしょうか。

うつ状態になった人からその原因となるストレスのもとを取り去った場合、すぐに回復に向かう場合と、ストレスの原因がなくなっても抑うつ状態がすぐには治らない場合が考えられます。

適応障害と診断される場合は、そのストレス因子を取り去ったあと半年以内に、回復するものをさします。つまりストレスの原因が取り除かれたら精神的な復元力が働く場合です。

これに対し、うつ病は半年以上たっても抑うつ状態から回復できないものをさします。

また、ストレス障害の場合にはそのストレスの原因となることが始まった時点で、すぐに環境に適応できない状態になるのに対し、うつ病の場合ストレス状態が半年以上続いたのちに症状があらわれるとも言われています。

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