鬱病で寝たきりになる原因精神運動制止とは

うつ病で寝たきりになるその原因!精神運動の制止とは?

うつ病で寝たきりの症状になる場合があります。抑うつの症状も軽度のうちには何事も億劫に感じられたり、仕事が思うようにこなせなくなって、そのことに本人だけ気付いているような状態から始まります。

しかしこの程度のことなら誰にでもあることです。それが苛立ちとなりその苛立ちがストレスとなってくると、うつの症状は次第に重くなってきます。

ここで、何事も先送りしたい、人に合いたくない、何もする気がしないという気分になってくるとうつ病がかなり進行したと言えるでしょう。こうなってくると自分がダメになったと考えてしまうようになり、自信喪失に至ります。さらに進行すると自殺願望が起こることになりかねません。

それがさらに進むと体が動かせないほど状態がひどくなってきます。このような状態を「精神運動抑止」あるいは「精神運動制止」と呼ぶわけです。

心にストレスがたまり、頭で考えるようには体が動いてくれない状態といえるでしょう。こうなると休養をとって頭の中のストレスから解放されるのを待つ必要があります。

うつ病の症状が重くなった結果、精神運動制止で、寝たきりになった人の場合、心の中では動かなければならないという焦燥感と、そこからくるストレスはさらに高じてくる可能性があります。これでは休養にはなりません。

うつ病と一言で言っても、いろいろなタイプがあります。だいたいこの病名自体、症状に対してつけられたもので、はっきりと定義できるものではない面があります。

現在考えられる、うつ病になりやすい人のタイプについての、心理学上の仮設に病前性格論があります。この仮説によるとうつ病になりやすい性格のタイプには、退却傾向と無気力な気質で、秩序への否定的感情を持つディスチミア親和型、と秩序を愛し、几帳面で仕事熱心とされるメランコリー親和型という二つのものが挙げられます。

これまでに見てきた、精神運動制止に至る人は、後者のメランコリー親和型の典型的な例として当てはまるのではないでしょうか。

やはり几帳面な性格の人が、頭のなかでたまったストレスや疲労を無理に抑えて、さらに悪い状態になる場合が多いと考えられます。つまり几帳面な性格が空回りして、ストレスを増大させているといえます。

このような場合とは逆に、たとえば、自分ははじめから怠け者であると感じている人で、余裕のある内には仕事が手に付かず投げ出してサボっていて、切羽詰まったら猛然と働き出すような人がありますが、このような人は無意識にストレスとうまく付き合っているとも言えるかもしれません。

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