うつ病の症状である日内変動とは

気分障害に伴う日内変動。これにどう対処する?

うつ病については、今日でもはっきりした原因が特定されているわけではなく、その原因とされる諸説もほとんど仮説の段階にあり、すべての症例に当てはまるわけではありません。

また、職場や家庭のストレスが原因で抑うつ状態になる症状には、適応障害というものもあります。この適応障害の場合、ストレスが始まった段階ですぐに抑うつ症状が始まるのに対し、うつ病の場合には継続してストレスを受け続けて半年以上経過した時その症状があらわれます。

また、適応障害の場合にはストレスの原因が取り除かれた場合すぐに回復に向かい半年以内に回復するに対し、うつ病の場合はストレスの原因がなくなっても半年以上たっても回復しないものです。

その他にも、適用障害とは異なるうつ病の特徴的な症状には、早朝覚醒や日内変動というものがあります。

この日内変動とは。朝起きたときには抑うつ状態が激しく、体がだるく何もする気がしない。昼になるにしたがって次第に症状が軽くなり、夜になると症状はさらに軽くなり場合によってはうつとは思えないほどに元気になる事もあります。

必ずしもすべての症例に当てはまるわけではありませんが、初期の場合には、なんとなく憂鬱な状態になり、早朝に眼が覚めてしまうことが多くなります。さらに症状が進んだ時に、この日内変動が起こり始めるという見方があります。

この日内変動が起こる段階においては、人に合うのが嫌になり、自殺を図ることさえ考えられますが、まだはっきりとうつと自覚せず医者の診断を受けることを避けることが多いようです。

さらに症状が進むと抑うつの状態が激しくなり、不眠の状態がつづき、その事でかえって横になっている時間が長くなり、発作的に自殺することが考えられます。また体調不調から死に至ることさえ考えられます。

この時期をすぎると、症状は快方に向かいますが、気分の良い時と悪いときの落差が激しく自殺することはかえって多くなります。よく、うつの治り始めには自殺する人が多いと言われますが、この時期のことといえます。

このように日内変動が起こると時期は、すでにうつ病は中程度の症状まで進んでいると考えられます。また、うつ病の人に多く見られる頭痛の症状も、日内変動と同じ様に朝が一番症状がひどく、昼から夜にかけてだんだん良くなる傾向があります。このような症状にも注意が必要でしょう。

しかし先にも述べたようにこの段階ではまだ医者の診断を受けようとしない人が多いようです。既にかなり危険な状態といえますので、このような症状は見過ごすことが無いよう周囲も注意を怠らないことが大切です。

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