治りにくいうつ病への対処法

なかなか治らない気分障害にはどう対処する?

うつ病にかかった人の場合、早期に寛解する人も有りますが、ときになかなか治りにくい人も見かけます。これらの治りにくいうつ病を、難治性うつ病と呼ぶこともありますが、この言葉もはっきりと定義された言葉ではありません。大雑把にいえば複数の抗うつ薬を使用しても効果が上がらない場合をいうもののようです。

うつ病自体が、その原因が様々に考えられ、しかもそれぞれの説の大部分がいまだに仮説の段階にあります。また内的要因などの場合のように、脳内物質のアンバランスが認められる場合もありますが、それもすべてに当てはまるということはできません。

このため、この病気と診断される基準は原因によるものではなく、その症状から判断されるわけです。このため、うつ病と言っても様々なケースが考えられるわけです。

また双極性障害や、適応障害などのように、うつ病とよくにた症状のものがあります。このため間違った診断が起こることも考えられます。たとえば双極性障害の場合には精神安定剤が用いられるのが適切な場合が多いと考えられますが、もしここで、うつ病と誤診されて抗うつ剤を用いた場合には逆効果になることがあり得ます。

またうつ病の、治療にも抗うつ薬によるものや、認知行動療法などの心理療法、、運動療法などがありますが、それぞれの立場により、効果に対する評価がかわっています。

抗うつ薬の使用の場合、効果があらわれるまでには時間がかかり、一定の期間の継続投与が必要とされます。また一説では、抗うつ薬治療の開始直後に自殺が起こるケースが多いと警告されています。日本うつ病学会の治療指針でも軽度の鬱に対しては抗うつ剤の使用を控えるよう勧めており、中程度から重度のものにも基本的に1種類の抗うつ薬を十分な量と期間にわたって継続して投与するように勧めています。

このように、抗うつ薬を使用する場合にも幾種類もの抗うつ薬を試すことには問題もあり、個別のケースに適切なものを選択するのが難しいと言えるでしょう。

また心理療法についても抗うつ薬との併用を勧められており、心理療法のみに頼ることには疑問視する考えがあります。

このように、うつ病の場合には、それぞれのケースについての診断が難しい上に、治療法にもさまざまな考え方があり、簡単には治療法を変えにくいということが言えます。

治りにくいうつ病には慎重な態度で、治療法を再検討する必要があると言えるでしょう。

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