うつ病に伴う自傷行為は一般論では語れない

一般論だけでは語れない自傷行為!うつ病に潜んだその闇に迫る

自傷行為を繰り返すうつ病の方を見て、あなたはどう思うでしょうか。もしも自殺しようとして自身を傷つけていると感じているなら、それはちょっと的外れです。自傷行為といえば「リストカット」という単語が出てくるほどこの行動は広く認知されていますが、死のうとして手首を傷つける人はそう多くはいません。自傷行為の目的は「精神の安定」です。

一般の健康的な方から見れば自殺と自傷行為は同位に見えるでしょうが、自殺は自分を殺すことに対し、自傷行為は精神の安定を図るための行為です。同じような行動であっても、そのベクトルは対極にあります。だからと言って自傷行為がいいことだとは言えないでしょう。こういった状況に陥ってしまった場合は、即座に心療内科で治療を受けなければなりません。もはや自己解決や周囲の人間が気にかけてあげられるレベルを超えています。

心療内科を受診すると、おそらくすぐに投薬が開始されるでしょう。最初は薬に抵抗があるかもしれませんが、頓服として渡される薬は非常に効果が高く、自傷行為をしてしまうほどの精神状態に追い込まれたときは非常に強い味方となってくれます。うつ病の薬は強く、副作用が出るものも多くありますが、必要なとき必要なだけ使用するなら体への負担を最小限に抑えることができます。患者さんの中には薬を持っているだけでも気持ちが違う、安心できると言われる方もいるぐらいです。

自傷行為も一歩間違えれば取り返しのつかないことになりかねません。そうなる前に心療内科へ足を運んでください。必要なのはほんの少しの勇気だけなのですから。

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